日本気象協会は、2025年5月29日に防災レポート2025 Vol.1 2025年の台風傾向を発表しました。
『8月以降の発生数はほぼ平年並みを予想しますが、接近数は9月から10月にかけて平年並みか多い予想で、台風と秋雨前線による大雨シーズンが長く続くおそれがあります。』
台風の備えとしては、「家の外」では飛散するものを固定し、排水溝を掃除する、「家の中」では窓ガラスに飛散防止フィルムを貼り、水や食料などの非常用品を準備する、そして「情報収集」と「避難」の確認が重要です。早めに対策し、不要な外出を控えることが大切です。
屋外の備えをする
■窓や雨戸の補強をする
窓や雨戸のカギをしっかりとかけましょう
雨戸やシャッターがない場合は、窓ガラスに飛散防止フィルムやガムテープ(養生テープ)、ダンボールなどを貼っておくと、万が一窓ガラスが割れたときに破片が飛び散ってケガをするのを防ぐことができます。カーテンなどを閉めておくことも有効です。
■側溝や雨どい・排水溝を掃除する
側溝が詰まっていると雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性も高まります。側溝や雨どい・排水溝などにゴミなどが溜まっていないか確認しましょう。ゴミなどがたまっていた場合は、掃除して水はけ良くしておきましょう。
■室外の物を固定したり、室内にしまったりする
室外にあるものが飛ばされてケガや事故につながる可能性があります。ベランダや庭にあるもの(植木鉢や物干し竿・バケツなど)はできるだけすべて室内にしまいましょう。
どうしても室内にしまうのが難しい場合は、あらかじめ倒した上で固定しておくようにしましょう。
■浸水に備えて土のうや水のうなどを用意する
土のうは自治体などで配布しているところもあります。土のうの入手が難しい場合は、二重にした大きめのゴミ袋に水をためて作った水のうを代わりに使用しましょう。水の侵入を防ぐため、玄関などの水の侵入が考えられる場所に、土のうや水のうを設置しましょう。
屋内の備えをする
■スマートフォンや充電器、ノートパソコンなどを充電しておく
スマートフォンや携帯電話は、万が一の際に連絡を取ったり、情報を入手したりする手段として、必需品となっています。停電に備えて、あらかじめスマートフォンや携帯電話、充電器の充電をしておきましょう。
ノートパソコンも同様です。また、ノートパソコンは、充電器の代わりとして使用することも可能です。
■電化製品や家財道具を2階以上にあげておく
浸水の危険がある場合、テレビやパソコンなどの動かせる電化製品や家財道具は2階以上へ移動させておきましょう。
■非常用具を確認しましょう。(懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池式)、救急用品など)
水の確保をしましょう。(断水に備えて飲料水を確保したり、浴槽に水を張って生活用水を確保するなど)
非常用食品を準備しましょう。(乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰など)
暴風に注意
■台風の接近に伴い、風が強く吹くとさまざまな影響が出ます。一般的に平均風速が15m/s以上になると風に向かって歩けなくなり、 転倒する人も出てきます。
また、風に煽られてドアや扉に手や指を挟まれるなどの被害も発生します。
暴風や強風が吹いているときは屋外での活動は大変危険です。不要な外出は控え台風対策は風が強くなる前に行いましょう。
(https://www.jma-net.go.jp/miyako/topix/typhoon_miyako.html)

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