最大深度4の地震が発生

12月12日 19:05頃 茨城県南部で最大深度4の地震が発生しました。
厚木は震度2ですが、20秒ほど揺れが続きました。

発生時刻 : 2025年12月12日 19時05分ごろ
震源地 : 茨城県南部
最大震度 : 4
マグニチュード :  4.9
深さ : 50km
緯度/経度 : 北緯36.2度/東経140.1度
情報 : この地震による津波の心配はありません。

茨城県の内陸地震で広範囲が揺れた理由

茨城県南部の地震で広範囲が揺れた主な理由は、震源の深さが約50キロメートルと比較的深かったことと、複数のプレートが重なり合う複雑な地質構造によるものと考えられます。

震源が浅い地震は震源の真上で大きな揺れ(震度)をもたらしますが、揺れが伝わる範囲は比較的狭くなりますが、震源の深さが約50キロメートルと深い場合、地震波が地下深くの硬い岩盤を伝わるため、エネルギーが減衰しにくく、震源から遠く離れた場所でも広範囲に揺れが伝わりやすくなります。

茨城県の地下は、北米プレート(大陸プレート)の下に太平洋プレートが東から沈み込み、さらにその上にフィリピン海プレートが南から潜り込んでいるという、世界的に見ても非常に複雑なプレート境界域に位置しています。今回は②のフィリピン海プレートが陸のプレート(北米プレート)の下に沈み込む境界付近で発生したと考えられます。

マグニチュード4.9という規模は中規模ですが、地下の固い岩盤の中をエネルギーを保ったまま広範囲に伝わったと考えられます。また、茨城県南部や関東地方の大部分は、柔らかい堆積層が厚く堆積しているために、地震波が伝わる速度が遅くなる代わりに、揺れが増幅され、さらに共振によって揺れが長時間継続しやすくなるそうです。

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