住宅火災を防ぐために

東京消防庁の「住宅防火10の心得」が参考になります。

東京消防庁
東京都23区及び多摩地区(稲城市を除く)を管轄する消防機関、東京消防庁ホームページです。

電気製品に係わる火災防止

テレビや冷蔵庫などの電気製品に係わる火災が多く発生しています。火災の原因としては、「短絡(ショート)」「絶縁劣化による発熱」「トラッキング現象」などがあります。

火災になった経緯としては配線等の不適切な工事、タンスなどの家具の下敷きとなった電気配線の短絡、たこ足配線、コンセント周りのホコリなどの原因がありますが、これらは、日頃の注意で防げるものです。コンセント周りは定期的に掃除する、たこ足配線はしないなどの心掛けにより、電気火災を防ぐことができます。電気製品のコードを束ねたまま使用しないことも大切です。

トラッキング現象とは、電気機器等の電源プラグを長期間コンセントに差し込んだ状態で使用していると、ほこりがプラグの周囲に付着し湿気を持つようになります。そのため、プラグに漏洩電流が流れ、表面に炭化導電路(トラック)が形成され、表面絶縁破壊を起こします。これをトラッキング現象といいます。

こんろからの出火防止

  • こんろで調理するときは、絶対にその場を離れない。
  • 揚げ物をするときは、過熱防止装置付きのこんろを使う。
  • その場を離れる時は、必ず火を消す。
  • こんろの上に、ふきんなどを干さない。
  • こんろの周囲に燃えやすいものを置かない。
  • 天ぷら油の凝固剤を使うときは、そばを離れない。
  • 換気扇や壁、魚焼きグリルなどは、定期的に掃除する。
  • 油の量は取扱い説明書に記載された量以上を使う。

放火されないために注意しましょう

放火及び放火の疑いのある火災は、過去30年以上にわたり出火原因の上位となっています。

出火時間からみると、日が沈む夕方から人々が睡眠する時間帯に多く発生しており、家の周囲の照明、門扉等の施錠、建物外周部の整理整頓に努め、可燃物を放置しないなど、平素からの注意が必要です。

  • 空き家、物置、車庫などにカギをかけ、外出時や就寝時には戸締りを確認する。
  • 家の周囲に燃えやすいものを放置しない。
  • ゴミは、決められた日の決められた時間に出す。

⇒ 火災発生時の行動

コメント